ホワイトカラー消滅 私たちは働き方をどう変えるべきか 著者 冨山 和彦

ビジネス・仕事

皆さんこんにちは!!

今回紹介する本は「ホワイトカラー消滅 私たちは働き方をどう変えるべきか 著者 冨山 和彦」

という本です!

この本は、「少子高齢化社会とAI発達により、求められる働き方が大きく変わるよ!!」

「特にホワイトカラー(主に会社勤めの事務系社員、財務経理含む)はこの転換期に備えていないと仕事を失うよ!!」

と言うことを強く訴えている内容となっています。

皆さんの仕事はどうでしょうか??

学生の皆さんであれば、目指している仕事はなんですか?

中には経営者の方、目指している方もいるかと思います。

この本はホワイトカラーだけでなく、全ての国民が読むべき・知っておくべき内容だと感じました。

内容全てに賛同する必要はなく、こういう見方があるんだ!!と気付けるだけでも意味はあると思います。

内容は公的機関のデータを基に展開されているので、いずれ訪れるであろう日本の未来も書かれています!

是非読んで、皆様の生活や今後の人生に活かして頂ければと思います。

それでは早速いきましょう!!

ホワイトカラーとエッセンシャルワーカーと日本の労働力

まずはこの本を読む上で大切な用語をおさえておきましょう。

ホワイトカラーとは、事務職や営業職、弁護士やプログラマーなどの専門職など、主に知的・専門的な職種に就いている人々を指す用語です。

一般事務、営業事務、総務事務、経理事務、エンジニア、弁護士、 税理士などが例として挙げられます。

名前の由来としホワイトカラーという名称は、事務職に従事する労働者が白い襟のワイシャツを着ていたことに由来しているそうです!

エッセンシャルワーカーとは、社会の機能を維持するために欠かせない仕事に従事する人のことです。日本語では「生活必須職従事者」「社会機能維持者」とも呼ばれます。

保育士、医師、看護師、介護士、医療技術者、薬剤師、栄養士、歯科医師、歯科衛生士など医療系の仕事から交通インフラを支える技師、新幹線やバスの運転手まで、生活・経済活動を行う上で必要不可欠な仕事を指しています!

エッセンシャルワーカーが不足して、ホワイトカラーが溢れている。

著者は、ホワイトカラーからエッセンシャルワーカーへ仕事を変えることで、日本は人手不足を解消できる。と断言しています!

エッセンシャルワーカーの人手不足は深刻な状態です。

日々の生活を支えてくださっている方々の現実は厳しく、常に人手が不足しており、尚且つその勤務内容に対して対価(給料)が低いという状態に陥っています。

理由は主に3つあります。

1.エッセンシャルワーカーの多くは、社会を支える重要な役割を担っているにもかかわらず、「誰でもできる仕事」とみなされることがあり、このような認識が賃金の低さにつながっています。

2.医療や介護、保育などは公共性の高い分野で働いています。この分野では、サービス価格が規制されている場合が多く、企業間での競争が起きないようになっています。

そのため、価格改定が賃金に反映されにくい構造があります。また、これらの分野では利益追求よりもコスト削減が優先されるため、賃金改善への投資が進みにくい状況です。

3.エッセンシャルワーカーは派遣やアルバイトなど不安定な雇用形態で働くことが多く、安定した雇用条件を得にくいことも賃金水準を押し下げる要因です。さらに、人手不足にもかかわらず、賃金が上昇しない背景には、労働市場全体での需給バランスや業界内での競争力不足も関係しています。

このように、人が集まりにくく賃金が低いまま。

そして、業界全体に広がっているキツそう、、、といったイメージも影響しているかもしれません!

ホワイトカラーはAIの進歩により、大半の仕事と中間管理職がいなくなる。

ここで、この本のタイトルにもあるホワイトカラーの生き方に迫っていきます!

私自身もオフィスで働くホワイトカラーに分類されます。

財務経理を担当しており、すでに会計ソフトへの入力は徐々に減ってきており、これまで以上にコミニュケーション能力が必要とされ、問題提示と解決能力が求められていると感じます!

この本によると、ホワイトカラーが生き残る道は2つ。

1.エッセンシャルワーカーとして働く

本を読んで頂けると分かりますが、決して乱暴なことを言っているわけでなく、エッセンシャルワーカーの待遇を上げるための取り組みや、解決策が述べられており、とても可能性を感じる内容でした!

観光業や農業、漁業での成功例を挙げており、とてもポジティブな内容で、これからの日本のあり方を考えさせられる提案です!

そういった取り組みに加えて、ホワイトカラーで溢れていた職場からエッセンシャルワーカーに転職する事でバランスが良くなります。

このタイミングで待遇が改善され、イメージも良くなっていれば人手不足のスパイラルから脱出できるのでは??と著者は言っています!

2.ホワイトカラーとして生き残るための再勉強を徹底的に行う

私はこの部分に感化されました!

今の仕事は好きですし、この分野で働いたいきたいと考えています。

私と同じ考えの方も多いかと思います。そんな方はとにかく再勉強(リスキリング)をしましょう!

今後はAIを活用する事、問題を見つけて解決する事、そこに至るまでにコミニュケーションを取って社内外の方と、目標達成まで計画を推し進めていく事。

これらの4つの力がないと、ホワイトカラーとして生き残っていく、稼いでいくことは難しいと言われています!

リスキリング内容

結論から述べていきます。

1.日本語力(読む・聞く・書く・話す)

2.基本的な数学の教養(高校まで)

3.経済学と簿記会計の知識

4.最低限のPCスキル(Excelを使った財務諸表のモデリングなど)

これら4つの力が必要とされてきます。

私は読んでいて思いました。「どれも足りていない、、、」

今は上記4つの力を身に付けながら、仕事をしていこうと行動しています。

これからの日本社会における働き方の未来を鋭く問いかける一冊でした。

エッセンシャルワーカーの現状やホワイトカラーの役割の変化を通じて、私たちが直面する課題が明確に浮き彫りになります。

この本を読んで感じたのは、個人も社会も「価値を生む働き方」へとシフトする必要性です!

変化が求められる時代だからこそ、自分自身のキャリアや働き方について深く考えるきっかけになる一冊でした。

そして、この記事では紹介しきれなかった部分が沢山あります!

全部読むことは難しくても、興味のある章だけでも読むことで、今後の生き方が変わる一冊です!

皆さんも是非読んでみてください。

それでは、良い1日を!!

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