こんにちは！！
今回紹介する本は、
絶対成功！ まんがでわかる ホリエモン式 飲食店経営 〜「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」外伝〜
という本です！！
この本は、以前ブログでも買いた、三戸 政和さん著者の本を基に、飲食店経営を中心に描いた本です！
タイトルにある通り内容は全て漫画で、1時間かからないくらいで、サクッと読める所がオススメです！！
飲食店経営の厳しさを具体的な数字も交えて、知ることができるビジネス書顔負けの一冊です！！
漫画だからと、侮ってはいけません！！
ストーリーは、定年退職後に飲食店（コーヒーが自慢の喫茶店）を始めた男性が主役として、展開されていきます！！
そこに、堀江貴文さんの妹(妹さんは架空の人物です。)が経営コンサルタントとして現れて、お店を復活させていく。というストーリーです。
飲食店の経営を考えている方や、他業界の経営者、経営学を専攻する学生にもオススメです！！
それでは早速、読んだ内容を紹介していきます！！
夢のセカンドライフ？？飲食業は厳しい業界！！
この本は、第一に飲食業の厳しさを指摘しています！
飲食業の廃業率は、あらゆる業界の中でトップの18.9%です。
多くの人は、
「自分のこだわりのお店をオープンして悠々自適に落ち着いた生活を送っていきたい！！」
このように考える人も多いかと思います！
開始早々、それを否定する所から始まります。
飲食店に求められるスキルが多種多様で多すぎるというのが主な理由です！！
「仕入れを適切に行う」
「原価や廃棄率を適切に管理する」
「調理技術の習得」
「お客さんの回転率を考える」
「いい接客を維持する」
「人件費や食材費、家賃、設備費など初期費用やランニングコストが大きい」
更に、今挙げた事を安価で高品質なサービス展開をする、大手チェーン店やコンビニを相手に競っていかなければなりません。
この物語の店主(オーナー)は、こだわりの豆と焙煎機を使ったスペシャルコーヒーを500円で提供していました。
1,000円で出しても安いくらいのコーヒーです。
更に契約社員2名、こだわり抜いた内装、立地の良い物件、固定費が掛かりすぎていました。
典型的な失敗例を漫画で伝えている所が、とても分かりやすいと同時に、飲食業の厳しさを描いています！
FL比率とは？
飲食店で必ず必要になってくる指標があります。
それがFL比率です！！
FL比率とは・・・
Food(食材費)＋Labor(人件費)÷売上高
食材＋人件費を売上高で割った値です。
コストパフォーマンスを表した値です！！
飲食業はこの比率を55%以下に抑えないと厳しいと言われているそうです！
とにかく序盤は飲食店の厳しさと現実を目の当たりにして絶望するところが続きます、、、笑
経営を立て直した戦略をいくつか紹介します！
序盤から厳しい状況が続きますが、最後にいくつか経営学でも知られている戦略を紹介したいと思います。
1.バーゲンセール
一時的ではありますが、お店に人を呼ぶことでサービスを知ってもらえて、今後も継続的に通ってもらえる可能性が見込めます。
集客数アップの二次効果が期待できます。
2.空きスペースや空き時間の活用
お店が稼働していない時間やスペースを有効活用して、集客や売上アップに繋げる方法です。
この本では、親子で参加できるコーヒーセミナーを、お客さんがあまり入らない時間を使って実施したことで、売り上げアップと集客数アップ、更にはお店の電子予約決済サービスの宣伝につなげていました！！
3.プロダクトアウトからマーケットインへ変更した
これが最も重要だと感じました！
店主は、自分がやりたいこだわり抜いた内装とメニューを考案しました。
プロダクトアウトは(会社などのサービス提供者が、やりたい事を売る方法)自分の考えを相手に届ける事です。
全てが悪いという訳ではありませんが、お客さんからすると、分かりづらい・使いずらいという事につながる可能性もあります！
一方でマーケットインは、お客さんを第一に考えて、専門知識や用語をなるべく使わずサービスを届ける方法を指します！！
この本では、主人の考え抜いた内装やメニューを改良したり、新たなサービスを実施して、自分よがりなプロダクトアウトからお客さん目線に立ったマーケットインへ変更しました！
これにより、お店が軌道に乗り始めていきます！
いかがだったでしょうか？
どんなラストを迎えるかは、本を手にとって読んでみて下さい！
文字の量が多すぎず、中身もしっかりとしているオススメの本です！！
読書習慣を身に付けたいという方にもオススメです！！( ^ω^ )
それでは、良い1日を！！
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