「新版 財務3表一体理解法」国貞克則 コツを掴めば誰でも分かる!!

ビジネス・仕事

こんにちは!!
今回は会計についての本紹介です!



会計と聞くと難しい、、、というイメージがありませんか?

この本を読めば、専門知識がなくても読み解くことが出来るんです!

ビジネスシーンだけでなく、日常生活でも私たちはお金と関わって生きています。切っても切り離せない関係です。

そんなお金、会計に関する知識を初心者向けに、解説している本です。

私自身、会計職に就いているのですが、改めて知ることも多く、初心者向けですが経験者でも読み応えのある一冊です!!

ペンで線を引き、時にはメモを取りながら読み進めました( ^ω^ )

私なりにポイントをまとめて、更に分かりやすく紹介します。

それでは、早速いきましょう!!

そもそも、会計ってどういう意味??

会計とは、経済活動におけるお金の流れを記録し、管理するプロセスです。

このプロセスは、個人、ビジネス、組織などさまざまなレベルで行われます。
会計の主な目的は、資産、負債、資本、収益、費用などの経済的な出来事を正確に記録し、分析することです。

この会計には主に2つの側面があります。

財務会計は、外部の利害関係者に向けて経済状況を報告し、会社の健全性を示す財務諸表を作成すること。
この財務諸表とは、企業にお金を貸している銀行や株主(出資者)を表しています。

お金を借りている人や、これから投資をしようか考えている人へ向けた、企業の経営状況をお知らせする為の表です!

一方、管理会計は、内部での意思決定をサポートし、組織の業績を改善するために予算策定やコスト管理などのツールを提供します。
各部署で、どれだけコストを削減できたか、企業内において分析を行うための方法です!

会計は企業や、その周りの人達が、安全かつ効果的に運営するための不可欠なツールであり、予算立案、税務申告、投資判断、リスク評価など多くの側面に関連しています。(^^)

財務諸表の3つの表とは??題名でも言っている3表とは??

先程、出てきた財務諸表という言葉。会計を語る上で絶対に外せないものです!!

それぞれ、会社を違う側面から表している表です。1つずつ紹介したいと思います。



  1. 貸借対照表(バランスシート): 通称B/S(ビーエス)
    ビジネスシーンでは、ビーエスなんて略されて呼ばれる事もあります。
    貸借対照表は、1年間の資産の増減を表した、会社の持ち物リストです。
    個人で例えるなら、貯金残高、持っている資産、ローンはどれだけあるのか?などを表しています。

    会社の現預金残高から固定資産や流動資産(社有車、建物などの設備投資、現預金や現金に代わるもの、借入金も含む)が含まれています!
    この表には、次の要素が含まれます:
    • 資産(Assets): 会社の所有物や資産、現金、設備、債権などがリストされます。

    • 負債(Liabilities): 会社の借金、未払い給与、供給業者への未払いなどが表示されます。

    • 自己資本(Equity): 自己資本は、会社の純資産で、資産から負債を差し引いたものです。
    貸借対照表は、「資産=負債+自己資本」という基本的な会計の等式を反映しており、会社の資産がどのように資金調達されているかを示す重要な表です!




  2. 損益計算書(インカムステートメント): 通称P/L(ピーエル)と呼ばれています。
    損益計算書は、一定期間(通常、会計年度)における会社の収益と費用を示す諸表です。
    個人で表すなら、年収とその生活を維持するためにかかった費用を表しているものです。

    この表には、次の要素が含まれます:
    • 売上高(Revenue): 会社が提供する商品やサービスから得た収益が記録されます。

    • 費用(Expenses): 売上高を得るためにかかる経費やコストが表示されます。

    • 純利益(Net Income): 収益から費用を差し引いた結果で、利益や損失を示します。
    損益計算書は、会社の収益性と業績を評価し、特定の期間内での収益と費用のバランスを示します。




  1. キャッシュフロー計算書(Cash Flow Statement): 通称C/S(シーエス)と呼ばれています。
    キャッシュフロー計算書は、一定期間内での現金の収入と支出を示す諸表です。この表には、次の要素が含まれます
    • 営業活動に関連する現金フロー: 営業活動からの現金収入と支出が記録されます。商品やサービスの販売による収入、商品の仕入れや給料の支払いによる支出などの活動による現金の流れを表しています!

    • 投資活動に関連する現金フロー: 資産の取得や売却による現金の変動が表示されます。主に工場や設備などの固定資産の売却、株式や国債といった有価証券の取得や売却など、企業がその年度にどれだけ投資活動を行ったかを表しています!

    • 財務活動に関連する現金フロー: 借入金の調達や返済などの金融活動の影響が示されます。ここでは銀行からの借入の実行や返済、自社株式の発行や配当金の支払いによる現金の流れを表しています!!



これらの財務諸表は、会社の経済的な健全性と業績を把握するのに役立つ重要なツールです。

全ての会社に共通する3つの活動

全ての企業活動は3つの動きに分類されています。
これらの動きが先ほど説明をした、貸借対照表(BS) ・損益計算書(PL) ・キャッシュフロー計算書(CS)の表に反映されていきます!


↑上の図のように、どこの会社もこの3つの原則に沿って企業活動を継続しています。

貸借対照表

損益計算書



ざっくりとした説明ではありますが、この本では更に分かりやすく、上記の図を用いて表を埋めていく作業も体験できます。

読むだけでなく、学習も一体となっている本です!

実際に経営者の目線で物語が進んでいくので、知識を詰め込むだけの内容ではなく、実際のビジネスの現場においても、大いに役立つ一冊です!!


ぜひ、このブログを機に興味を持って頂けると嬉しいです!
これからも本を読んでみなさまに、有益な情報を要約して伝えていきたいと思います!!

それでは、良い1日を!!

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