こんにちは!
前回の投稿から半年近く経ってしまいした。
お久しぶりです!
久々ですが、早速読んだ本を紹介していきます!
プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる
著者:尾原 和啓、出版社:幻冬舎
この本は、制作物や完成品だけでなく、それを作成してく過程が売れる時代になる!!
という筆者の考えが記されています。
なぜ今、完成品ではなく「過程」が売れるのか?
『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』徹底書評&要約
私たちは「正解」に飽きている
世の中には、安くて質の良い商品が溢れています。
Amazonを開けば、翌日にはそこそこのクオリティのものが届き、100円ショップに行けば生活に必要な道具はすべて揃います。
しかし、私たちは何か「物足りなさ」を感じてはいないでしょうか?
かつて、ビジネスの勝者は「一番良い完成品」を「一番早く、安く」提供できる人でした。
大量生産して、なおかつ安い。そんな社会になっていると感じませんか?
これを本書では「アウトプットエコノミー」や「製品エコノミー」と呼びます。
しかし、テクノロジーが進化し、あらゆる製品がコモディティ化(同質化)した現代において、スペックや機能だけで差別化することはほぼ不可能になりました。
そこで提唱されているのが、プロセスエコノミーという概念です。
著者の尾原和啓さんは、マッキンゼー、Google、iモード、楽天など、数々のITの最前線を渡り歩いてきた「フューチャリスト」です。
彼が本書で説くのは、完成品になる前の「悩み」「葛藤」「挑戦」といったプロセスそのものを価値に変える、新しい時代の生存戦略です。
ただし、ここで注意しなければいけないことは、クオリティーは絶対必要!!ということです。
クオリティーがないと、そもそも選択肢に入ることさえ出来ません。
同じフィールドで戦えて、初めてどうやって差別化しよう??という壁にぶつかります。
そこでプロセスエコノミーという概念が出てきます!
この記事では、今回読んだ『プロセスエコノミー』の核心に迫り、なぜ今この考え方が必要なのか、そして私たちの仕事や生活にどう活かせるのかを、4,000文字以上のボリュームで深く掘り下げていきます。
「プロセスエコノミー」とは何か?
プロセスエコノミーとは、一言で言えば「完成品(アウトプット)ではなく、制作過程(プロセス)を売る」という考え方です。
これまでの経済圏では、レシピは秘匿され、工場の中は見せず、最高に磨き上げられた完成品だけを店頭に並べることが正義でした。
しかし、今の時代、完成品はすぐに模倣されます。どんなに優れた機能も、数ヶ月後にはライバル企業が同じような、あるいはさらに安い価格のものをリリースしてしまいます。
これに対し、プロセスは「コピー不可能」です。
あなたがなぜその商品を作ろうと思ったのか、どんな壁にぶち当たり、どうやって仲間と乗り越えたのか。
その時にドロドロとしたリアルな現場や、人間臭いストーリーは、世界に一つしかありません。
皆さんにもそういった体験があるかと思います!
それが人に感情移入させて、ファンを作ります。
本書では、プロセスエコノミーの代表例として、以下のような事例が挙げられています。
- ジャパネットたかた: 単なる商品スペックの紹介ではなく、その商品があることで生活がどう変わるかという「物語」を売る。
- BTS(防弾少年団): 完璧な姿だけを見せるのではなく、練習生時代の苦悩や喧嘩、成長の過程をSNSで全てさらけ出すことで、ファンとの強固な絆を築いた。
- オンラインサロンやクラウドファンディング: まだ何もない状態から、夢を共有し、応援者を巻き込んでいく仕組みそのものがビジネスになっている。
これらはすべて、結果よりもプロセスにこそ、人々が熱狂し、お金を払う価値を見出している証拠です。
なぜ今、プロセスが求められるのか?(背景にある3つの変化)

本書では、このパラダイムシフトが起きた背景を3つの視点から解説しています。
① インターネットによるコモディティ化の加速
インターネットとAIの普及により、誰もが「正解」にたどり着くスピードが圧倒的に速くなりました。ある分野でヒット作が出れば、翌日には世界中でその構造が分析され、類似品が安価に作られます。
完成品の「役に立つ(Useful)」という価値は、一瞬で消費され、陳列棚に埋もれてしまいます。
② 「役に立つ」から「意味がある」へのシフト
現代はモノが飽和しています!便利なものはもう十分に足りているのです。
そうなると、人は次に「意味」を求め始めます。
「機能は同じだけど、この人が作ったから買いたい」「このブランドの思想を応援したい」といった「意味がある(Meaningful)」という価値は、論理的な正解ではなく、感情的なプロセスの中にしか存在しません。
③ 「幸せの定義」の多様化
かつての幸せは、高級車を買う、広い家に住むといった「所有」に紐付いていました。
しかし、今の世代は、誰かとつながっていることや、何かに貢献している実感を重視します。
プロセスを共有することは、作り手と受け手が「同じ船に乗る」体験を提供します。
これが現代的な幸福感とマッチしているのです。
私も共感できる部分があります。
特に、物欲があまりない私からすると、高級品を買うといったことにあまり興味を持てませんが、製作者の気落ちがこもった作品や商品はついつい気になり調べたり、購入したりします!
皆さんにも似たような経験があるのではないでしょうか?
3. プロセスエコノミーを実践するための「Why」の重要性
本書の核心部分の一つに、サイモン・シネックの「ゴールデンサークル」を用いた説明があります。
ビジネスには3つの階層があります。
- What(何を売るか)
- How(どう作るか)
- Why(なぜ作るか)
多くの企業や個人が「What(商品)」や「How(技術力)」で勝負しようとしますが、プロセスエコノミーにおいて最も重要なのは「Why(パーパス、志)」です。
なぜなら、プロセスを公開する際、そこに一本の筋の通った「Why」がなければ、ただの垂れ流しになってしまうからです。
人々は、あなたの苦労話が見たいわけではありません。
あなたの「成し遂げたい理想(Why)」に向かって、泥臭くあがいている「姿(プロセス)」を見たいのです。
このWhyがないと、大企業との値段や生産量の勝負になってしまい、困難な状況になります。
そういった戦略という意味でも、プロセスエコノミーは必須と言えます!
尾原さんは、このWhyを明確にし、そこに「未完成の余白」を残すことが重要だと説きます。
完璧すぎるものは、応援する隙がありません。
少し抜けていたり、助けが必要だったりする「余白」があるからこそ、ファンは「自分が関わらなければ」という当事者意識を持ち、共犯者になってくれるのです。
日本的価値観とプロセスエコノミーの相性
私がこの本を読んで非常に興味深いと感じたのは、プロセスエコノミーが実は日本古来の文化や精神性と非常に相性が良いという点です。
例えば、茶道。 茶道では、お茶を飲むという「結果」だけでなく、その前に行われる所作や道具の準備、空間のしつらえという「プロセス」こそが芸術として尊ばれます。
また、日本の製造業における「職人魂」も、単なる製品の質だけでなく、その裏にあるこだわりや修練の過程に価値を置く文化です。
日本には古くから「道(どう)」を重んじる文化があります。柔道、剣道、書道……。
これらはすべて、結果よりもその過程における自己研鑽や精神のあり方を重視するものです。
尾原さんは、世界的にプロセスエコノミーが注目される今こそ、日本人が得意としてきた「利他的な精神」や「プロセスを愛でる文化」が、最強の武器になると提言しています。
これは、自信を失いがちな現代の日本人ビジネスマンにとって、非常に勇気づけられるメッセージですね!!
自分自身の生き方にどう取り入れるか
この本を読み終えた後、私は自分の仕事や発信活動を振り返りました。
これまで、「完璧な記事を書かなければならない」「成果を出してから報告しなければならない」と、自分を追い込んでいた部分がありました!

しかし、本書が教えてくれたのは、その「完璧主義」こそが、ファンを作る機会を奪っていたのかもしれないということです!
「弱さをさらけ出す勇気」 プロセスエコノミーを実践するには、自分の未完成な部分や失敗をオープンにする必要があります。
これは怖いことです。「仕事ができない奴だと思われないか」「笑われないか」という不安が常に付きまといます。
皆さんも不安に思うことはありませんか?
それでも、失敗を曝け出すことで、人間味あふれ親しみやすいキャラとして認識されるメリットもあります!
SNSが普及した現代、人々が求めているのは「キラキラした成功者の姿」ではなく、「葛藤しながら前に進もうとする一人の人間の体温」です。
本書を読んでから、私は仕事の進捗や、今悩んでいることを小出しに発信するようになりました。
すると不思議なことに、以前よりも「頑張ってください」「手伝いましょうか?」という温かい声が増えたのです。
プロセスエコノミーは、単なるビジネスの手法ではなく、「孤独にならずに生きていくためのサバイバル術」でもあるのだと確信しました!
6. プロセスエコノミーの罠と注意点
もちろん、プロセスエコノミーには注意点もあります。尾原さんは、以下の2点に警鐘を鳴らしています。
① プロセス・エコノミーの「中毒性」
プロセスを公開し、ファンから反応をもらうようになると、次第に「ファンが望む姿」ばかりを演じてしまうリスクがあります。
本来の自分の目的(Why)を忘れ、いいね!や再生数のためにプロセスを捏造したり、過剰に演出したりすると、それは「偽りの物語」になってしまいます。
一度嘘がバレれば、プロセスエコノミーの根幹である「信頼」は一瞬で崩壊します。期待に応えよう!と自分を追い込みすぎないように気をつけましょう!
② アウトプットの質の軽視
「プロセスが大事なら、中身は適当でいいのか?」というと、決してそうではありません。
プロセスの価値は、あくまで「最高のアウトプットを目指している」という前提の上に成り立ちます。最初から低品質なものを作るつもりのプロセスには、誰も共感しません。
「高い志(Why)」と「執拗なこだわり(Process)」、そして最終的な「納得感のある完成品(Output)」。この3つのバランスが不可欠です。
あなたの物語を始めよう
『プロセスエコノミー』は、これからの時代を生き抜くための新しい地図のような一冊です!
もしあなたが、「自分には特別な才能がない」「何を発信すればいいかわからない」と悩んでいるなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。
あなたの「今、ここ」にある悩みや挑戦そのものが、誰かにとっての価値あるコンテンツになる可能性があります!
スタートアップで挑戦している人、副業で自分をブランド化したい人、あるいは会社員として自分の仕事に「意味」を見出したい人。
すべての人にとって、本書は「自分自身の物語」を歩み始める勇気を与えてくれます!
完成品で勝負しなくていい。
ただ、あなたが何のために行動し、どこへ向かおうとしているのか?
その物語を共有することから、すべては始まります!
まとめ
4,000文字以上にわたって、尾原和啓さんの『プロセスエコノミー』を深掘りしてきました。この本の内容を実践することは、短期的には効率が悪いように見えるかもしれません。
プロセスを公開する手間もかかりますし、恥をかくこともあるでしょう。
それでも、長期的な視点で見れば、プロセスでつながったファンや仲間は、あなたがピンチの時ほど支えてくれる「最強の資産」になります!!
これからは、*何を(What)」ではなく「誰が、なぜ(Why)」で選ばれる時代です!
あなただけの唯一無二のプロセスを、今日から発信してみませんか?
それでは良い1日を!!
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