小さな会社の経理・人事・総務がぜんぶ自分でできる本  著 税理士 北川知明

ビジネス・仕事

こんにちは!!

今回は、経理実務のお話です。テーマは「現金管理の実務」についてです!!

「小さな会社の経理・人事・総務がぜんぶ自分でできる本 著 税理士 北川知明」

という本を紹介します!!

来週から経理事務として新たな職場で働き始めます!!

という事で、改めて経理の仕事で毎日行う仕事の一つ、社内の現金管理の詳しい業務内容や、注意点など紹介していきます!!

日商簿記の問題でも、よく現金の処理について出題されます。この仕事内容を覚えていると、問題が理解しやすいですし、会計ソフトへ入力している内容が、問題を解く時にそのまま使えます!!

私と同じ様な事務職へ挑戦したい!

経理の仕事が覚えづらくて悩んでいる!

久々に事務職復帰する!!という方にオススメです!

もちろん、個人事業主として活動している方は、現金管理を自分で行わなければいけないので、必ず覚えておきましょう。是非最後まで読んでいって下さい!(^ ^)

それでは、早速いきましょう!


現金管理の大まかな流れについて

詳しい解説に入る前に、大まかな現金管理の流れについて解説します。

1.社員から仮払い精算書経費精算書を受け取る。

2.社員へ払い出した内容を取引内容を会計ソフトへ入力する

3.社員からお釣りがあればレシートや領収書と一緒に、きちんと受け取る。

4.受け取った時も会計ソフトへ入力する。

5.社内の金庫と会計ソフトの残高を合わせる。

6.上司の最終チェックをします。手元の現金と、会計ソフトの残高が一致していれば完了!!

ざっとこの様な流れになります!

簡単そうに見えますが資金繰りや、経理業務について理解がない社員も一定数います💦

ちょっとした小話というか、トラブルに関する話ですが、社員が出張先に行って使ったお金を、1ヶ月以上経ってからレシートを提出したり、お釣りを持ってきたり、そもそも現金を受け取る為の申請書を出していないのに、自費で立て替えていたり、、、

と言った、期限やルールを守らない社員もいます!この様なトラブルが起きると、処理に遅れが生じてしまいます。

必ずしも毎日、毎月スムーズに進むことでは無いので、社員との距離感コミニュケーションを取って円滑に進めていく努力も必要とされます!

ここで、冷たく突き返すか、うまくこちらの事情や仕事の重要性を理解してもらえるかは、経理事務員としてのコミニュケーションスキルが問われる場面です!

意外と大変なんです笑

ここからは、現金管理の細かい手順を説明していきます!


社員から仮払い精算書、経費精算書を受け取り→現金引き出し

現金を社員へ払い出す場合は、必ず領収書、レシート、仮払い申請書など証拠となる物を受け取りましょう!これらの書類を受け取って、初めて現金を金庫から出します。

社員から口頭で要件を言われて、そのまま払い出しをしてしまうと日々の業務の中で、貸し出している事自体を忘れてしまう危険性があります。気を付けましょう!!

また、一定以上の額を超える貸出がある場合は、予め仮払い申請書を受け取るようにするといいでしょう!金庫内の現金も限られているので、銀行口座から引き出しておくと、他の貸し出しにも対応しやすくなります。👍

そして、領収書を受け取るときは詳しい取引内容も記載してもらいましょう!

社員からレシートや、お釣りを受け取る

レシートや領収書は「品代」ではなく、もう少し詳しい「飲食代」や「文房具」など分かりやすい内容を記載してもらう事もお忘れなく!💡

領収書やレシートは金額の証明になるだけでなく、どこのお店で、どの店員から商品を販売してもらったのか?という事も一緒に証明する物です。

社員の方がレシートを紛失してしまうと、心苦しいですが、現金を払い出すことができなくなってしまいます💦

どうしても立場上、会社の現金を証明するものがないのに、口頭のみで貸し出すことができないんです、、、

経理が意地悪をしている訳ではないので、ご理解ください!!

ワンポイント

冠婚葬祭などの、領収書やレシートが発行されない支払いは、支払い証明書(支払い金額・日付・支払い先住所記載のもの)を残しておきましょう。

普段のレシートは勿論、その他の支払い証明書を記録として残しておくと、税務署からの印象が良くなります!!

 

払い出し・受け取りの際は、取引内容を会計ソフトへ入力する

経理側から現金を貸し出した時点で必ず会計ソフトへ入力・記録をしましょう!!

この処理もきちんとその場でやっておかないと、忘れてしまうので残高不一致繋がります( ; ; )

頭で覚えて、後から処理をしようとしても忘れてしまう事もあるでしょう!!

ここで入力を忘れてしまうと、社員とのお金の貸した・貸さないのトラブルや、残高不一致のまま月次決算を迎える事にもなります。

慣れてくると、後回しにしたくなる事もあるとは思いますが、注意が必要です!!

1日の最後に金庫内の現金と会計ソフトの残高を確認する!!→最終チェック

現金の出入りが落ち着いてきたら(定時終了の1時間前くらい)金庫内の貨幣の数を金種表へ書き出して確認していきます。ここで会計ソフトへの入力が、確認時の資料として役立ちます。

会計ソフトと金庫内の残高が一致していれば、その日の現金管理は完了です!!^ ^

💰残高不一致が出た場合💰

支払いの入力もれや、会計ソフトへ二重登録してしまった事が考えられます!

最初に紹介した、レシートや領収証などがあれば再確認ができるので、落ち着いて対応しましょう!

それでもミスが修正できない時は、、、現金化不足という勘定科目を使って会計ソフトと金庫内の残高を一致させます!これは最後の手段です!

こうならない為にも、気を付けましょう!

まとめ

いかがだったでしょうか!?

現金の貸し借りは、会社に限らず日常生活でも人間関係のトラブルに繋がります!

現金を立て替えたりした社員は、「財布の中の現金を取り戻して安心したい」「今月は貯金が少なくてピンチ!」などの理由で焦って回収しようとする時もあります。

そこで経理が感情的になって急いで金庫から出金すると、ミスにつながるので気を付けましょう!

そして、今回の内容は簿記試験にも出題される範囲です。現金の仕分けは重要なので、把握していると問題も解きやすくなります✨

フリーランスや独立している方は現金管理を自分で行なっている場合もあるでしょう!そういった時の為にも把握していると、ミスが減ります!

経理は日々の業務で、お金を扱うのでミスができない職種です。一見簡単そうに見えても、必要書類や承認作業が多いので覚えておきましょう!

私も久しぶりの経理事務として復帰するので、緊張していますが頑張ります!

皆様のお役に立てる情報を発信していきたいので、コメントや感想もお待ちしております!(๑>◡<๑)

それでは、良い1日を!!

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